食中毒から身を守るために
食の安全って重要ですよね
人間にとっての食欲という欲求は非常に重要です、睡眠欲と性欲と並ぶ人間の三大欲求となっているものです。学説には人間にとって睡眠欲の次に本能として求めている行動原理とも言われている食事という行動、一日の楽しみにしている人も非常に多いと思います。アメリカではカロリーの高いもの、体を作りやすくする芋系の食事や肉系の食事などを中心とした食生活をしているので、日本人のひょろい体つきとは比較にもならない骨太で逞しい人や、ふくよか～な人もいたりします。日本でも昔は精進料理といった質素な食事、魚や野菜を中心とした現代社会の食事風景とは全く異なる食事をしているなどと想像することも難しい生活をしていたわけです。明治時代などになれば完全にアメリカやヨーロッパ各国の影響を受けて日本人の食生活を大きく変容して行くことになります。そしてその変化は昭和時代中期以降、世界大戦が終了してGHQが日本から撤退したことによってそれまでの国家体制を大きく変わっていくことになる日本、今までの体制を旧式と見なして大きく高度経済成長をすることになりました。
その中で日本人が普段から食べるようになったものも、年を取っている人からすればなんてものを食べているんだと言いたくなる様な脂っこい生活に日本人もなっていきます。ここで日本が世界には類を見ないようなとある特徴を持っています。日頃から感じている人も多いと思いますが、日本において食に関してほとんど不自由しないということを利点として日本人に生まれてよかったと感じている人もいると思います。筆者も日本人に生まれてよかったことは毎日食べる物が、例えインスタント商品であってもきちんと食べられるモノで味も保証されています。最近では産地偽装とかそんな問題も噴出していますが、それでもまだ日本で食べる食事というモノでこれでもかと失敗するものはほとんどないでしょう。外国に行くと普段は食べなれない料理を食べることになり、最悪ほとんど食することも出来ずに丸々残してしまうこともしてしまいます。特に子供の頃はそういった異文化の中で食べるその区に独特の味には中々ついていけないでしょう。筆者も子供の頃にフィリピンで食べた食事がほとんど食べられなくて残すことをしょっちゅうしていました。さすがに状況が状況だったので、『食べ物を粗末にするんじゃない!!』といったもったいない感はこの時ばかりは親もなりを潜めていました。
というように、最近経済にしても政治にしても就職にしてもなんにしても、これでもかと腐りきっている日本ですが食事というものについては事欠かない最高の環境、世界でもまたとない信頼できる国だと断言してもおかしくないでしょう。しかしそれでもやはり不安というものはあります、食事の材料となる肉や野菜などは元々が生きていたものを食べていることになります。食物連鎖という世界の仕組みにおいて人間は上位カーストに存在していますが、取扱う食材などをキチンとした加工を加えていないなどしてしまうと、体に害をなす悪性物質を取り込んでしまうこともあります。動物や植物には本来持っている毒性の強い細胞を含んでいる箇所もあるため、そういったものを人間が取り込んだ場合には有害で、最悪命の危険に曝されてしまうことも容易にあります。日本でそんな心配をすることはないだろと以前までは完全に信じきっていた人がほとんどだと思います、ところがここ10数年ほどの歴史を振り返っても深刻な状況を招き寄せた『食中毒事件』は数多く出ています。小学校や中学校で支給される給食に細菌が混ざっていて集団感染する。とある飲食店で本来なら市場に出回らない売り物として出してはいけない肉を焼肉用として販売するといったことが横行するようになっています。
こうした食中毒事件が頻発するようになったことでそれまで日本で築かれていた日本の食安全神話は脆く崩れることとなり、私達は日頃からある程度気にしていた食事というものをなおのこと神経質に考えるようになりました。飲食を提供するお店としても体制はかなり厳しくなり、一定期間を過ぎた食材などはすべてその日までに廃棄するようにといったように取扱の基準も一層厳しくなっていきました。飲食店でアルバイトをしているときはそんな日時のことを重視しつつ、仕込み状況で加減を見て作らないといけないなど、日数的な縛りはあるけれど状況を鑑みて行動を取らないといけないという飲食店側としては二律背反な思いに駆られることもありました。
それくらい現在では食の安全というものを気にしている人、特に小さい子供を持っている親などはなおのこと自分たちが食べるものに対してより神経質になって食事を安心して行うことが出来るのかと気にしていると思います。ここではそんな日頃の安全をより意識的にするように食中毒というものが何なのかということを考察して行くことにしましょう。
食中毒の種類
食中毒と一言でいうことはできますが、ここからさらに細かく分類化することが出来ます。主に食中毒の種類としては4つの種類に大まかに分けることが出来ます。
細菌性食中毒
ウィルス性食中毒
化学性食中毒
自然毒食中毒
この4つが主に食中毒の種類となっています、もちろん中には例外も存在していますが基本的に世間をにぎわすことになる食中毒の種類としてはほとんどこれらに該当すると思います。食中毒にかからないことに越した事はありません、みんなそうですがきちんと管理して廃棄処分をすることが通説となっています。飲食店でもそのことについては特に細心の注意を払っているとしておきましょう。している事は当然ですが、それでもできていないからこそ食中毒事件が発生してしまっているんですけどね。
さて、これら大まかに分類した食中毒を詳細に解説して行くとなると食中毒として分類し、さらにそこからタイプ別に細分化して行くことになるのです。一言で食中毒と言ってもどういったものに感染しているかで治療法なども変わってくることになります。ではそこのところを詳しく掘り下げて見ましょう。
細菌性食中毒とは
まず最初に紹介するのは細菌性食中毒で、こちらは最近制度くその生理活性による食中毒となっています。つまりは人間の視覚では目視できるようなサイズにはいないミクロ単位の生物たちが放つ毒素成分を体内で生成されることで汚染されてしまう毒の一種になります。食事をする際に最近そのものが活発ではなくても、体内に入り込めばその後活動を介してあっという間に人間を苦しめることになるため、生きていないからって安心していると痛い目を見ることになります。舐めてはいけない細菌性食中毒ですが、これらに対して抗生物質はほとんど効かないという点もあるため中々厄介な成分となっています。最近が放つ毒素が熱成分に弱い場合にはじっくりとしつこいくらい火に掛けることで細菌の活動を抑制することも出来ます。レアな肉が良いなどといっても元々レアとして食べられないものを食べてしまうと命の危険にまで曝されてしまうこともあるので、こちらの関してはとにかく注意が必要となります。
さて、そんな細菌性食中毒を発生させることになる最近の種類というのも細分化すると、以下の通りとなります。
毒素を放つタイプで、主に『黄色ブドウ球菌』や『ポツリヌス菌』といったものなどがこちらに当てはまります。基本体内に張り込むことによって活動をすることになりますが、最近が体内に潜伏する期間としては短いものもいれば長期的に見て警戒しなければいけないものもあるため、一重に食中毒らしき症状に悩まされていないなどの問題が発生していないからといって考えていると痛い目を見ることになります。
食中毒は何も食事を摂取することで感染するものではなく、大気などから感染するといった『感染型』と呼ばれている食中毒の発症も例としてありえるのです。大変に面倒なことになります、摂取することによって病気が発現するタイプにはない、感染の仕方もあるのでこちらを防止するためには普段から心掛けなくていけない基本的なことを徹底的に求められることになります。例えば、感染型の細菌として『腸炎ビブリオ』に関しては調理器具といった普段から食を作ることになる道具をしっかりと管理?清潔にするなどの作業を怠っていると二次的感染も十分にありえるのです。そう考えたら必ずしも自宅で食べる食事についても、食器や調理道具などをしっかりと洗っておかないといけないという意識を持つようになります。また、肉類のレアをそのまま食べると感染するものや、食肉加工食品や生乳製品などを摂取することで感染することになるケースもあります。
中間型の食中毒を発症させる細菌、何のことだろうと思いますね。これはなんと食中毒関係は熱加工をしていればある程度安心することが出来るという思い込みをしていると思いますが、この中間型に分類されている細菌はそんな熱を加えられたときに活性化することになる、耐熱型の細菌たちがこの中間型となります。でもどんなに熱に強いからって良く焼けば大丈夫だろう、と思うこともできないようなものもあります。特に一般家庭のガス?電気コンロで出すことの出来る熱量では殺す事の出来ない最近もあるため、そんな細菌が付着している食材が家にあるとなったら大変なことになります。毒素型と感染が田以上に厄介なものとみていいかもしれません。
分類不明となるタイプもいます
現代の医療や科学技術が進化していることに変わりはないのですが、まだまだその技術を用いても解明することが出来ない世の心理というものも存在しています。それはこの食中毒の原因となる最近もどの分類になるのかと分かりかねてしまうような例もあります。さいきんでいわれているそんな分かりにくい例として『エルニシア菌』という、本来は海水などに生息している細菌が人間に感染することになると、細菌型として細分化することがまだまだ出来ていないものもあります。
ウィルス性食中毒とは
近年でよく騒がれているノロウィルス、またA型肝炎ウィルスといったものに感染すると引き起こされる食中毒のことを『ウィルス性食中毒』として呼称することが出来ます。こちらのウィルスに感染しても最悪命の危険性も伴うこともありえるものとなっています。
ここで言われているウィルスですが、このウィルスが生物学上で考えれば生物として分類することは出来ますが、基本自身に細胞というものを持っていないため他の生物の細胞を利用して自己分裂をすることになる物がほとんどとなっています。他人の力を借りて何たる不始末か!　などと言われても仕方のない身の上なんですが、傍から見れば非常に世渡り上手な奴で人間に感染したら苦しめられるものといった感じで見ればちょうどいいかもしれませんね。
このウィルス性食中毒に関しても感染の仕方については食事もありますが、人から人へと空気感染などを介して食中毒が発症することもあるため、このウィルス性食中毒に感染してしまうと感染を増やさないために基本外出が出来なくなったりします。そうなったらご褒美的なものとしてゆったりと完治に勤しむというので十分だと思います。掛からないことに越した事はありませんが。
化学性食中毒
耐熱性を持っている細菌を摂取してしまうと食中毒になりやすいですが、その中にはどんなに加熱しても殺すことのできない細菌も存在しています。それに気付かないで熱消毒できたと勘違いして摂取するようなことになってしまうと、そのまま体内で活性化して毒素成分を排出することになります。
この化学性食中毒を発症させることになる原因としては、主に食品を一定期間以上保存して利用しなかったために発生した、つまりは腐ってしまったことで細菌が生まれたというものがほとんどとなっています。腐っていると知っていながら食べると恐ろしいことになります、時と場合によりますが物凄く飢えに苦しんでいる状況だった場合にはやむを得ずに食することも厭わないと考えてしまうときもあるかもしれませんが、堪えなくてはいけないのです。
自然毒食中毒
最後に紹介するのは、自然界に存在している動植物たちが本来その体内や構成物質の中に毒素を取り入れて活動しているものなどを、耐性のない人間が加工もしていない食材をそのまま口に入れる事は、毒を口に入れているのと同じ意味になります。
植物性で代表的なのは主に『毒きのこ』や、動物性としては『フグ』といったものなどが一番分かりやすい例となっています。
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